フランス語は単語が多くて覚えるのが大変だと感じてしまう理由って何なのでしょう?
「フランス語の習得が思うようにいかない」
と、挫折してしまう原因で多いのが、
フランス語では、似たような意味の動詞なのに、綴りが全く別のものが
とても多いという理由です。
日本語では同じ言葉で、自動詞、他動詞ともに表現できるので
(例えば、「開く」と「開ける」のように)
日本語をベースに考えているとなかなかイメージがわかないと思います。
ここが、フランス語の単語が多いと感じる理由だと思います。
確かにフランス語は語彙が多いので覚えるのが大変だとおもいますが、
一通り、カタコトでも日常会話ができるレベルまで到達できれば、その語彙の多さが
フランス語をスラスラと話すための助けになるのです。
語彙が多いということは、意味を特定出来るため、
誤解を与えたり、別な解釈をされにくいという利点となるからです。
ひとつの動詞で自動詞、他動詞ともに表現できる日本語でも、
日本人にしか理解できない言い回しもありますよね。
私たち日本人は、直訳すると意味不明な日本語の言い回しも、
当たり前として対処すことができますよね。
フランス語にはその曖昧さがないので、
一度日常会話レベルで出てくる単語の使い方だけ
マスターしてしまえば応用を利かさなくてもそのあとはスラスラと
フランス語で会話したり、フランス語の文章が簡単に書けるようになります。
この最初のスタートダッシュさえ頑張れば
日本人がドイツ語や中国語を勉強するよりも遥かにより簡単です。
自動詞と他動詞というくくりで覚えるのではなくて、
日本語と完全に切り離して全く別の動詞として覚えていくと
案外早く日常会話レベルの単語はマスターできますよ。